上京パパの中学受験奮闘記(2022年受験)

地方から上京してきた父親が長男(現小4)の中学受験に右往左往するブログです

漢字

 

息子は平日では早稲アカの勉強を30分×1回しかしません。

勉強時間が30分を少しでも超えると相当強く抵抗してきます。

休日はゲームを餌にしてなんとか30分×2回の勉強をこなすという状態です。

 

ただ、不思議なことに息子は小学校の宿題を『勉強』とは認識していません。

学校の宿題が1時間かかったとして、その後に早稲アカの勉強となっても30分ならば抵抗なく取り組みます。

何故か学校の宿題と塾の課題を別腹で考えているようです。

これは、学校と塾を通算してこんなに長時間勉強したとストレスを感じるよりも、よほど精神衛生上良いと思います。

 

正直、小学校の算数の宿題は簡単すぎて息子の能力向上には役立っていないのですが、漢字の宿題については我が家では漢字先取りができていないこともあり、とても助かっています。

 

早稲アカの漢字学習は新漢字6字/週のペースなのですが、これは学習速度としては少々物足りないです。一方、一日に30分しかない勉強時間内でそれ以上の漢字教材をこなすのが不可能なのもまた事実です。

 小学校では8~10字/週のペースで早稲アカと異なる順序で新しい漢字を習うため、塾と学校で互いに復習・補完する関係にあります。また、新しい漢字への取り組みスピードも実質1.5倍ぐらいになっています。

 

このように学校の漢字学習については基本的に助けられているのですが、同じ漢字をノートの上から下まで延々と書かせる宿題だけは止めて欲しいです。

あれは時間がかかるだけで、漢字を覚えるという目的に対して非常に効率が悪いと思います。

僕の小学生時代にも同様の宿題がありましたが、既に覚えている漢字を何度も書かないといけないのは苦痛でしかありませんでした。

 

せっかく息子が学校の宿題を別腹認定しているので、新しい漢字に取り組むスピードを2倍にしてもらい、その代わりにノートを下まで埋めるといった前時代的な宿題は止めて、漢字を覚えるまで書く(覚えられたなら1回書くだけでもOK)という宿題に変えてくれたらいいのに、と妄想しています。

残念ながら、そういう注文を実際に担任に伝えるほどの熱意は僕にはありませんので、あくまで妄想どまりですが。

 

しかし、4年生以降の学習量の増加を考えると、少なくとも4年の漢字ぐらいは3年生のうちに終わらせておきたいですね。

今はそんな余裕は全くないので、手始めとして夏休み中に3年生の漢字を終わらせるところからスタートできればと思っています。

 

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全統小・マンスリー6月の結果 6月14日 (小3)

全統小・マンスリーの結果が出ました。

惨敗です。

 

■マンスリー6月

結果は、偏差値55>算数>総合>国語>50でした。

4月から全体的に1ランクダウンといった感じです。

 

【マンスリー推移】

6月 偏差値55>算数>総合>国語>50

4月 偏差値60>算数>総合>国語>55

3月 偏差値55>算数>総合>国語>50

 

■全小統 6月

6月 偏差値 算数>65>総合>50>国語>40

算数が奇跡的に高得点でしたが、平均点以下という国語の壊滅的な結果が全てを帳消しにしてしまいました。 

 

■結果の考察

★マンスリー算数

【良かった点】

計算問題がノーミスでした。後述する全統小の算数でも同様でしたが、計算ミスが目に見えて減ってきています。これは日々の公文と単純な計算プリントを繰り返し続けた成果だと思われます。公文や計算プリントには毎朝30分の時間が取られていて正直痛いのですが、息子の現時点の実力からすれば計算力の強化は今後も継続が必要だと考えています。

 

次に、初見問題や難問に果敢にチャレンジしたことも良い点でした。かなり手を動かした後が見られ、正解には至ってはいないもののもう少しのところまで迫っていたものもありました。こちらも通塾初期には見られなかったもので、意識の変化が伺えます。

 

【残念だった点】

取れて欲しい問題、取れるはずの問題をかなり落としていました。

現時点では、息子の実力では、初見問題や難問には歯が立ちません。

 一方で、基礎的な問題や簡単な応用問題は繰り返し演習をしているため、ここはしっかり取らなければいけません。

今回のマンスリーの算数では、それほど複雑でない応用問題を2か所落としていました。これは単なるミスではなく、その単元の理解ができていない証拠ではないかと思います。

日々の学習の中ではCompassや練成問題集で間違った問題を何度も解きなおしさせているのですが、解き方の丸暗記で対応してしまっている可能性があります。学習の仕方を考え直す必要があるかもしれません。

 

★マンスリー国語

【良かった点】

漢字・知識の問題がノーミスでした。

漢字と知識は日々の積み上げですので、ここが満点だったのは素直に高評価です。

 

【残念だった点】

前半の漢字・知識が満点だったにもかかわらず、国語の偏差値が50近くに終わったのは、後半の読解問題が壊滅的だったからです。答案を見ると、抜き出し問題や記述問題が3か所も白紙でした。

正直、国語については日々の読解演習の際にも、読解力の無さを端々に感じることがあり、不安視はしていました。ただ、限定された学習時間の中で、どうしても算数の学習に時間を配分することとなり、国語の学習は流すような形になってしまっているのが実情です。

後述するように、全統小の国語が更に酷い結果であったため、国語の学習方法は見直しが必須だと感じています。

 

★全統小算数

全統小は受けさせない方がよかったと思っており、全統小については見直す時間も取れそうにないため、どういう出題であったかを確認しておらず、細かい考察はできていません。

ざっと、正答率別の正誤表で確認すると、正答率40%の問題を1つだけ落としている他は、間違った問題はいずれも正答率が20%未満のもののみでした。正答率20%台の問題も(マークした数字が偶然一致しただけの可能性もありますが)正答していました。

この結果を見る限り、マンスリーの算数でも感じているとおり、計算力と基礎問題への対応力は身について来ていると思われます。

一方で、初見問題や難問については、そもそも問題文をしっかりと理解できていない気配があり、これは国語の壊滅的な結果とも整合する部分があります。

要は、算数についても、読解力の向上が必要ということです。

 

★全統小国語

国語はあまりに悪すぎて分析のしようがないのですが、前半の漢字や知識のところでも相当落としており、マンスリー国語が試験範囲があり対策可能な漢字・知識の部分でなんとか平均点以上を保っている実態が改めて浮き彫りになった形です。

 

■総括と今後について

算数については、早稲アカ教材をベースに基本・応用問題を徹底する方針は変わりませんが、四谷大塚の予習シリーズの同単元の問題もやらせてみようと考えています。というのも、早稲アカの教材で同じ問題を何度も繰り返しやらせる現在の学習方法だけでは、『理解』ではなく『暗記』で対処してできた気になってしまっている可能性があるためです。

 

国語については、正直、よい対策が浮かびません。やるべきこと、やるべき教材は沢山あるのですが、国語に割く時間が全く足りないです。

現状では、算数に時間を割き過ぎず、読解問題の演習はしっかり時間を取って丁寧に取り組むように意識するのが精一杯ですね。

1日の勉強時間をあと20分だけでも伸ばすことができたらいいのですが・・・、今の息子の状態だと無理でしょうね。

 

夏休みにはある程度時間が取れると思いますので、ここで国語力の強化に向けていろいろチャレンジしてみたいと思います。

 

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中学受験には強いメンタルが必要

毎日が精神修行のようです。

 

早稲アカに通い始めて3か月が経過し、今週末は3回目となるマンスリーテストです。

マンスリーに向けて試験範囲の復習を進めているのですが、どうにも定着が悪いです。

通塾を開始してから、なんとか朝勉と塾の宿題をこなす生活を続けこれています。

一日の勉強時間には短いですが、勉強は毎日継続しています。

にもかかわらず、この定着度の悪さ・・・

 

やはり、息子のやる気の無さが一番の原因でしょう。

 

机の前に座るまでダラダラ。

勉強に着手するまでダラダラ。

問題を解きながらダラダラ。

1問解いたらダラダラ。

 

勉強中ずっと横に張り付いて、ダラダラし始めたら逐一注意しなければ、全く勉強が進まない体たらくです。

親がイライラしてはいけないと思いつつ、気が付けば語気が強くなっています。

親に言われて嫌々やっているようでは、身に付くものも身に付かないでしょう。

 

妻などは『息子は中学受験に向かないのではないか』と半ば諦めモードです。

僕としては『そんなことはない』と反論しつつも、『本当に向いていないのではないだろうか?』という不安が全くないといえば嘘になります。

 

実際、今の理解の遅さとやる気の無さが今後も改善しないようであれば、中学受験など夢のまた夢でしょう。

 

一方で、『どこかでやる気を出すんじゃないか?』『やる気を出せばそこそこできるようになんじゃないか?』という思いも捨てきれません。

 

親の欲目もあるでしょうが、息子は頭が良い訳でもないですが、決して悪くもないように思います。 

やる気を出して、着実に勉強さえすれば人並の結果を出せると思っています。

 

ただ、その肝心のやる気が出てこない。

 

例えば、運動神経が悪い子にプロ野球選手を目指して無理やり野球の猛特訓をさせるのは、酷でしょう。

中学受験適性がない子供に受験勉強を強制するのも似たようなものです。

 

ただ、運動神経の有無は早期に判断できますが、受験適性は低学年では読みにくいという違いがあります。

希望的観測かもしれませんが、3年生の現時点では適性がないように見える息子のようなタイプも、4年生や5年生で覚醒する可能性は十分あると思います。いや、そう信じたいです。

 

『ここで自分がブレてはいけない』『いずれ息子はやる気を出すから大丈夫』と自分に言い聞かせる毎日です。

 

中学受験は、親にこそブレない強いメンタルが求められますね。

 

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全国統一小学生テスト 6月3日 (小3)

息子が全国統一小学生テストを受けてきました。

結論から言うと、今回は受けさせるべきではありませんでした。

 

そもそも、息子にはしばらくはマンスリーテスト以外の模試は受けさせないつもりでした。

 

理由は二つあります。

一つ目の理由は、単純に日々の勉強だけで精一杯で、模試を受けても解き直しや類似問題を潰す時間的余裕がなく、受けっぱなしになってしまうためです。

もう一つは、息子に学習蓄積のない分野の問題を解かせ、間違った部分を復習したとしても、一過性の理解に留まり、長期的に定着しないであろうと考えられるからです。

入塾してすぐの3月にあったチャレンジテストもこの理由でスキップしました。

 

6月の全統小も受けないつもりだったのですが、早稲アカから強く推奨されたこと、そして何より『もしかしたらそこそこいい結果が出るかもしれない』という変な下心を出してしまい、受けることを決めてしまいました。

 

受けるからにはと、早稲アカから配られた事前対策テストもやらせたのですが、算数の難問はほぼ手が出ない状態でした。

難問は今の息子では対応できないレベルのものだったので、解き直しは時間の無駄と判断しスキップしました。

実際の問題を見ていないので、早稲アカの対策問題が全国統一小学生テストの難易度をどの程度正確に反映しているのか不明なのですが、前半の簡単な計算問題と後半の文章題の難易度の落差が大きすぎて、少なくとも今の息子に役立つ内容ではありませんでした。

 

結局、既に申し込みはしていたため試験自体は受けさせましたが、晴天の日曜日の午前を潰すことになり、親としては大きな後悔が残りました。

自己採点はしていませんが、息子によると『国語が難しかった』そうなのですが、友人の優秀児によると国語はとても簡単だったようで、結果は推して図るべしといった感じです。

 

長い受験勉強の中で、親としては模試での結果をどうしても欲しくなってしまいます。ある程度の学習蓄積があるお子さんならば、学習の穴を見つけるために、こういった模試を利用する意味はあると思います。

 一方、我が家のように、子供に学習の蓄積がない場合は、毎週、毎月の学習計画を回すことに時間を費やした方が良いと改めて思いました。

 

どうせ受けるなら、腹をくくってしっかり対策(学習蓄積)をした上で、見直しと弱点補強のための類題潰しまでやるべきでしたね。

中途半端に対策と試験に時間を費やしたのが、一番愚かでした。

 

次は、8月に早稲アカのチャレンジテストがあります。

こちらは、組み分けに影響してくるテストのため、気軽にスキップできないのですが、今回のように中途半端な態度で受けるのではなく、受けるならとことん有効活用する、それができないならきっぱりと受けない、というように確固たる方針を持って望むことを意識したいです。

 

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計算力強化 5月25日(小2)

息子の計算力強化がなかなか進みません。

 

算数については、各単元の基礎概念を理解するところまでは大丈夫なのですが、複雑な問題や思考力を要求されるも問題にはお手上げの状態が続いています。

今は、ハイレベルな問題に無理に取り組ませても効率が悪く、そもそもそこに割くほど勉強時間が足りていないので、算数については基礎概念の理解と基礎計算力の強化に集中する戦略で進めています。

 

2カ月前の計算力はこんな状態でした。▶4月5日時点での状況

 

そこから2カ月間、公文とドリル(ネットで無料でダウンロードできるもの)で計算力強化を進めてきました。

しかし、どうしても毎週の早稲アカで学習する新単元をこなすことに時間を取られてしまっており、計算力の強化のための時間がなかなか確保できていません。

4月に、2桁の足し算と2桁×1桁の掛け算をドリルで集中的にやったため、この2つの暗算については比較的習熟したように思います。

また、ノロノロと進んでいる公文算数が今まさにCの170~190で割り算のセクションにかかっており、2桁÷1桁の割り算の暗算については十分に時間を投入できている状態です。

 

問題は2桁―2桁の引き算です。

 

文章題や多項式の計算問題を解く様子を観察していると、足し算・掛け算・割り算は暗算ですっと数字を出して来るのですが、引き算だけ必ず筆算をしています。

繰り下がりのある引き算ならまだ分かるのですが、繰り下がりのない引き算や1の位が同じ引き算(例:104-84)も、わざわざ筆算で計算しています。

 

引き算が完全に穴になっているようです。

割り算に役立つだろうと、2桁×1桁の掛け算を優先し、引き算に回す時間がなかったツケが来ていますね。

 

今月の算数は、□のある算式、小数、単位換算といった時間をかけたい単元が盛りだくさんなのですが、引き算の暗算については時間を割いてでもしっかり習得させておきたいところです。

 

暗算は時間はかかりますが、やった分だけ正確さと速さが身に付く様子が見られるので、成長が実感できて親としては面白いです。

一方で、少し期間が空くとすぐに劣化する怖さもあります。先日、2桁×1桁を筆算しているところを目撃したので、要注意ですね。

 

計算力については習熟とメンテナンスを同時に意識しないといけませんね。

 

 【備忘メモ】

  • 2桁+2桁の暗算 (習熟度90%)
  • 2桁‐2桁の暗算 (習熟度30% 要ドリル演習)
  • 2桁×1桁の暗算 (習熟度70% 要メンテナンス)
  • 2桁÷1桁の暗算 (習熟度80% 公文で毎日実施中)
  • 2桁×2桁の筆算 (習熟度10% 公文で6月に演習予定)
  • 2桁÷2桁の筆算 (習熟度10% 公文で8月に演習予定)
  • 計算の順序 (習熟度70% 要メンテナンス)
  • 引き算・足し算の順不同(習熟度0 導入時期検討)
  • 掛け算・割り算の順不同(習熟度0 導入時期検討)
  • 2式を1式にまとめる演習(習熟度80% 要復習)
  • 文章題を1つの式で表す演習(習熟度60% 引く数・割る数に()が付くパターンが苦手 要復習)
  • 小数 (習熟度20% 公文小4の5月 早稲アカ小3の6月)
  • 分数 (習熟度0%  公文10~11月 早稲アカ 11月~12月)

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朝勉でバトル 5月24日(小3)

久々に息子を叱りつけてしまいました。

 

朝勉ですが、このところ起きてからウダウダしつつも、当初に比べるとスムーズに着手するようになってきていました。

今朝も、タイムロスなく始めたのですが、国語のWeekly Compassと算数の間違った問題を数問処理したところで、もう嫌だと駄々をこね始めました。

朝のこの時間は普段は公文とWeekly Compassだけをするのですが、今日は公文の教室がある日のため課題プリントがなく、代わりに初見で解けなかった算数の問題の復習に当てました。

おそらく、苦手意識のある算数の問題が続くのを見て嫌気がさし、駄々をこね始めたのだと思います。

 

最近、朝勉が順調で油断していた僕も、反抗的な態度にカチンときてしまい、思わず語気強くしかりつけてしまいました。

 

『そういう態度ならもう勉強しなくていいよ。ゲームもTVもなしでいいんだね?』

 

こういうダブルバインドで子供にプレッシャーをかけるのが一番良くないですよね。

言ってからしまったと思いましたが、あとの祭り。

 

息子は泣き出してしまいました。

 

やってしまいました。

ここのところ、ダラダラする息子に対するイライラを上手くコントロールしてやってきていたつもりだったのですが、大失態です。

 

やってしまったことは仕方ありません。

こういう時は、解決を先延ばしせずに、すぐに解消するしかありません。

険悪なムードのまま、後に引きずるのが一番最悪ですからね。

そこで、『勉強止める?』と強く迫ったところから、『もうちょっと頑張ろうよ』と軌道修正し、『今日はあと1問だけでいいよ』と譲歩して、なんとか息子を机に戻しました。

 

その後、朝勉を終え、登校の準備をしている時に、息子が『一緒に学校に行きたい』と言い出しました。

 

学年の変わり目で漠然と不安な時に、一緒に学校に行きたいと言われ、2度ほど学校の近くまで一緒に歩いていったことがあります。

学校関係で特に不安もないはずの今日に急に言い出すということは、今朝のバトルについて息子もいろいろと思うところがあったのでしょう。

そう思うと、つい怒って息子に不要な不安感を与えた自分がとても情けなくなりました。

 

息子のリクエストに従って、一緒に学校に向かっていたのですが、2分ほど行くと、同級生2~3人が前を歩いているのが見えました。

すると、息子は僕の方を振り向くなり、『あっ、もうここでいいよ。じゃあ!』と言うなり、同級生の方へ走り去っていきました。

 

今朝怒ったことを反省しつつ感傷に浸りながら息子の横を歩いていた僕でしたが・・・

 

 

あっさり捨てられました(笑)

 

 

当の息子はこちらの思いなど露知らず、クラスメイト達とふざけあいながら学校の方へと遠ざかっていきます。

 

息子の切替えの早さに肩透かしを食らいつつ、少し頼もしくも思えた、そんな朝でした。

 

 

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大学の同級生と会って中学受験の意味を考えた

土日に大学時代の友人達と家族旅行に行ってきました。

快晴の心地よい天候の中、子供の年齢が近いこともあり、自然の中で子供達は大はしゃぎ。

東京では普段あまりできない外遊びを満喫できて、とても楽しい週末となりました。

 

夜は、バーベキューをしながら、子供達が走り回る傍らで、子育て・勉強の話をしました。

友人達は同じ大学の同級生なのですが、僕も含めた中高一貫の中堅私立組と中高公立組で半々に分かれます。

 

子供の中学受験についての考え方としては、私立組は中学受験ルート、公立組は公立ルートへと大まかには分かれていましたが、私立組が公立ルートを考えていたり、公立組が私立ルートを検討していたりと、それぞれ迷いはあるようでした。

 

中学受験→中堅中高一貫私立という私立ルートと公立中学→高校受験→地域トップ高校という公立ルートを比べた場合、卒業大学は同じだったという着地だけを見ると公立ルートの方が断然コスパがいいように思えます。

ただ、公立ルートの同級生達は、受験に向いた生来の特性(地頭、学習意欲、自律性、暗算等の特殊能力)が強いように感じます。つまりは、たまたま才能に恵まれていたからこそ、省力化された公立ルートでも親が金と労力をつぎ込んだ私立ルートと同じ地点に辿り着いたのではないかということです。

私立組の僕達は凡庸ながらも私立ルートでここまで引き上げてもらった、公立組の才能ある彼らは私立ルートに乗っていればもう1ランク上の大学に行けていたかもしれない、という言い方ができるかもしれません。

私立ルートの方が、子供の生来の才能の有無に限らず、下振れリスクをある程度限定できるように感じます。

 

とはいえ、僕がこのように私立ルートの方が安全であると感じる理由は、自分自身が中学受験を経験しているということが大きいと思います。単に、公立ルートが想像できなさすぎて怖いんですよね。実際にそんな公立中学はないんでしょうが、シンナーを吸っているようなヤンキーがカツアゲしているイメージがないと言えば嘘になります。

逆に、自分が公立組で中学受験するかを迷っている友人は、小学生で重めの受験勉強することや中高一貫で男子のみの学生生活が想像できなさ過ぎて怖いとも言っていました。

結局、自分自身の限定された経験に基づいた偏見で見てしまうんですよね。

 

ところで、友人たちと話をしていて感じたのは、中高のルートに対する考え方は違えど、大学についてはある程度のランクは必要であるという共通認識でした。

僕達の大学は東大のようなトップ校ではないものの、超就職氷河期にあっても同級生はほぼ名の通った大手企業に就職できた程度のランクではありました。

他大学の意識の高い学生よりも明らかにやる気や真剣味に欠けた同級生達がそこそこの就活結果を勝ち取ってきていましたので、やはり就活において大学名が重要な役割を担ったことは疑いようがありません。

 

僕達の前後数年の世代は就活という観点からは本当に不幸でした。

単に卒業年度の外部環境が悪かったせいで正社員になれず、その後も経済的に厳しい境遇に置かれている同世代も少なくないと聞きます。

そんな世代だからこそ、自分ではコントロールできないリスクを少しでも軽減できるという意味で、学歴の重要性を痛感しています。

 

息子の大学受験なんてあまりにも先すぎてとても考えられません。また、絶対に東大のようなトップ校に行くべきだなんて全く思いません。むしろ、凡人が目指すにはコスパの観点から無駄すぎると思っています。

一方で、経済的に自立するためには最低このランク以上の大学に行って欲しいという希望はあります。

 

就職氷河期の中でそれなりの会社に就職し悪くない収入を得ている僕や同級生達の親は、私立ルートであれ、中高ルートであれ、子供を経済的に自立させるという親としての最大のミッションを見事にクリアしたといえます。

以前、同年代の子供を持つ建設会社の社長さんが、『大学なんて行かさずに職人として修業させた方が圧倒的に経済的リターンが大きい』という趣旨の話をされていました。

これも一面の真実だと思います。

経済的自立に到達するルートはそれこそ無数にあり、中学受験をすべき、すべきでないというのは些末な議論なのかもしれません。

 

我が家では今は中学受験どころか、塾の目先のマンスリーテストに集中することしかできない近視眼的な状況ですが、日々の学習の先に中学受験があり、中学受験の先に大学受験があり、その先に就活があり、さらに転職、結婚等ずっと息子の人生が続いていくという長期的大局的な視点は、頭の片隅であってもずっと持ち続けおかなければならないと改めて思いました。

 

なんて達観したようなことを書きましたが、今朝、公文になかなかとりかからない息子にイライラしてしまったダメな父親は僕です。

お受験パパとして、まだまだ修行が必要ですね。

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