親の力で子供を勉強好きにできるのか 4月19日 (小3)
息子が今年2月から早稲アカに通いはじめ、約2カ月が経ちました。
それまでは、公文を2カ月と七田のプリントを気が向いた時に1日1枚やっていた程度で学習習慣がほぼ皆無でしたが、通塾を始めてからは朝20分、夕方30分、夜30分の勉強を、小間切れながらなんとかこなすようになりました。
しかし、日々の学習習慣が完全に定着したとは到底いえず、朝の20分は公文への着手が遅く時間切れになることが多く、また夕方や夜の勉強は習い事や友達との遊びの関係でスキップする日が結構あります。
なにより、本人が勉強に乗り気ではない、親に言われて渋々やるというレベルから抜け出せていないことが最大の問題です。
『勉強が好きじゃない子』に無理やり勉強させても意味がないという批判はもっともなのですが、勉強嫌いの子供をそのまま放置しても自然に勉強好きになる訳がありません。
両親が上手く導いて勉強好きに育て上げ、自主的に勉強するように筋道をつけるのが理想なのでしょうが、僕の力量ではそれもなかなか難しそうです。
そもそも、同じ両親の下で育っても、兄弟で勉強好き/嫌いのキャラが分かれるパターンも多く、育て方・導き方のみで子供の勉強意欲が完全にコントロールできるとは思えません。
生まれ持った気質の差がかなり大きいように思います。
とにかく、我が家の場合は、勉強嫌いの気質の息子と理想的に導くほどの力量のない親の組み合わせですので、その現実を踏まえた上でどのように日々の勉強に取り組ませるのかということを考えるしかありません。
大袈裟に褒めたり、説得したり、語気強くいさめたり、アメで釣ったりと手を変え品を変え色々試していますが、息子の気分次第で奏功したり外したりで、安定しません。
唯一、夜30分勉強したら、30分ゲームができるというアメだけは効果があり、なんとか夜の勉強時間を確保できている状況です。
4月から奇跡的に上のクラスに上がったことで、勉強に熱が入るかもと期待したのですが、残念ながらそのそぶりは微塵もありません。
勉強そのものに面白さを感じ勉強好きになってくれればベストですが、現状の息子にそれを期待するのも酷な気がします。
そして、僕自身も小学生の頃は勉強が好きではありませんでした。
そんな僕としては、勉強自体は好きにならなくても良いので、やるべき勉強をこなしたことに達成感やカタルシスを感じるようになって欲しいと思っています。
自分の小学生時代を振り返ると、僕は勉強が好きではありませんでしたが、学校や塾での成績は比較的いい方でした。それは、僕がタスクの処理に快感を覚えていたことが主因だと思います。学校の宿題が終わらないと遊びに行けない家庭内ルールだったため、学校の休み時間や自習時間に宿題を終わらせていました。また、夏休みに前に渡される一日1ページずつやるドリルのような問題集も、終業式の日に終わらせてスッキリしていました。さっさと終わらせておかないと気持ちが悪いという心境だったように記憶しています。
勉強が好きではない息子も、なんとか当時の僕と同じ心境に誘導できないかと考えています。
例えば、『ゲームをやるために勉強をしないといけないなんてつらい』という考えを、『勉強をさっさと終わらせれば気兼ねなくゲームができてラッキー』という方向に転換させることができれば、勉強に対する感じ方が『辛くて大変なもの』から『処理すればいいだけのタスク』に変わるのではないかと思うのです。
30分勉強して30分ゲームという現実は一つなので、それをどう捉えるかだけの違いです。
まあ、それが難しいので苦労しているのですが。。。
とはいえ、通塾開始まで1日の勉強時間が15分にも満たず、朝昼夜とテレビ・ゲーム漬けだった息子が、テレビの時間は半分に減り、勉強も一日平均1時間はするようになっているので、着実に改善はしてきているのも事実です。
進歩の遅さに日々やきもきしますが、息子のペースに合わせながら少しづつ軌道修正していくしかないですね。