地理の暗記が地獄
社会で地理が始まり、我が家では早くも修羅場を迎えています。
北海道の地名を白地図上で暗記する必要があるのですが、暗記が苦手な息子はやる前から『絶対無理だ』と号泣。
確かに、聞き覚えのない地名、習っていない漢字がずらっと20項目近く並べられたらげんなりする気持ちも分かりますが、やる前から大泣きされてしまうとこちらも辛いです。
はげまし、なだめすかしてなんとか頭に入れさせましたが、予想以上に時間がかかり、予定していた他の科目の勉強時間を潰す羽目になりました。
息子は記憶力がいい方では決してありませんが、かといって極端に記憶力が悪いタイプではないと思います。
単に、暗記するという行為に嫌悪感というか、アレルギーがあるようなのです。
一方で、一度暗記したものをスラスラと吐き出すことには快感を覚えるようで、言葉ナビなどでも、完璧に覚えてしまっているページは何度もやりたがり、ミスなく言えると満面の笑みを浮かべてドヤ顔になります。
暗記は誰にとっても苦痛である一方、覚えてしまえば達成感や爽快感が得られます。
この暗記の苦痛から解放される瞬間のカタルシスを楽しめれば、暗記の苦しさも我慢できると思うのですが、この理屈はメンタル弱めの息子にはまだまだ通用しないようです。
七転八倒しながら北海道の地名を覚えた翌日、抜けがないか確認したところ、ほぼ抜けなく完答でき、本人はご満悦の様子でした。
やればできるし、できたらいい気分になれるんだから、やる前から泣かないで欲しいものです。
しかし、勉強で子供に泣かれると『受験撤退』の二文字が脳裏をかすめますね。
『受験撤退』を選択しに入れてしまったことで、僕に迷いが生まれ、より苦しくなってしまっている感があります。
撤退の選択肢なく、猪突猛進で突き進む方が、(子供は兎も角)親は楽なのかもしれません。
いずれしても、親がブレていることは息子には絶対伝わらないようにしないければいけないですね。
まだ、4年生の前半で中学受験は始まったばかりなのに、苦しい日々が続いています。
中学受験の辞め時
4月マンスリーの結果とは無関係に、その少し前から、中学受験を辞めるかどうか、それをどのタイミングで決断すべきなのかについて、夫婦で話合ってきました。
直接の契機は、春期講習中にその日の学習単元をその日中に復習しようとしたところ、息子が絶対無理だと暴れて出したことです。
4年生が始まったばかりで勉強量が最も少ないこの時期にこんな状態では、学習量が2倍に増えるらしい5年生以降を乗り切ることなど到底できません。
嫌がる息子に勉強を強制することで、息子の精神に悪影響が出ることも懸念しています。
また、特に算数で、勉強したことがなかなか身に付かないという受験適性の無さも以前から気になっていました。
運動神経がない子供がいくら頑張ってもスポーツができるようにならないのと同様に、受験も適性がない子供はいくら頑張っても難しいのかもしれません。
夫婦で話し合った結果、受験を辞める時期と基準について以下のように決めました。
(息子には一切伝えておらず、夫婦間での合意事項です)
①勉強態度の面では、息子の勉強耐性が今後上がらないまま、4年生の夏期講習時の勉強時間に耐え切れず、春期講習と同じように爆発を繰り返すようなら、夏期講習をもって受験を辞める。
②成績面では、今年の12月末までにベットの上位3クラスまで成績が上がらなければ、受験を辞める。
成績面については、我が家ではαクラスやトップ校を狙っている訳ではないのですが、息子の通う校舎の過去の合格実績ではベット上位未満からは中堅校にすらほとんど合格していないため、足切り基準をそこに設定しました。
時期については、あくまで目安であり、息子のやる気や勉強態度が改善されていれば、柔軟に延長する予定です。
やはり、②成績よりは、①勉強耐性が重要だと考えています。
また、結果的に辞めるにしても在塾中は最善を尽くすため、勉強や生活習慣についていくつか決断をしました。
①公文算数を6月末で終了する
本当はFの最後まで行きたかったのですが、Sapixの復習に専念するため止めることにしました。小学生の計算の概念はほぼEまでで学習済みのため、Fの途中で終了するデメリットは少ないと判断しました。最終的にはF80か90ぐらいで終了になると思います。
現状公文の算数にかけている20分/日をSapixに回すことができるので、学習時間の余裕はかなり出てくると思います。
②勉強時間を少しずつ伸ばす
息子の1回の勉強時間(勉強に耐えられる時間)は、小3で早稲アカに通い始めた当初の20分から、今は40分まで徐々に伸びてきています。これを今後もゆっくりと伸ばしていくつもりでしたが、40分の勉強時間では4科目の勉強量に対応できなくなっていることから、夏期講習までに現状の40分から60分に伸ばしたいと思います。
GW中から既に50分勉強を開始しており、現状は息子は適応できている様子です。
7月ぐらいに更にもう10分伸ばし、60分/回に耐えられる状態にして、夏期講習に臨ませたいと思います。
③テレビ禁止
我が家は自分達夫婦も含めてテレビを見すぎだったのですが、息子がやるべき小学校の宿題をせずにテレビを見てさぼっていたことをきっかけに、家族全員がテレビを見ないことに決めました。
テレビのコンセントを抜いて1カ月以上経っていますが、今はテレビを見たいとたまにこぼすのは妻ぐらいです。
息子は強く反発するかと思いましたが、自分だけが見れないのではなく家族全員が見れないことに納得したのか特に反抗もなく、3日目ぐらいにはテレビのない生活に慣れたと言い出す始末で、もっと早くこうしておけばよかったと後悔するぐらいです。
テレビを生活から排除したことで勉強時間が増えることはありませんでしたが、テレビを見るなくなるとダラダラする時間が減り、その結果のんびり雑談したり、学習まんがを読む時間が増えました。当時は、たかが受験のためにしかもまだ4年生の段階でそこまで娯楽を切り捨てるのかと逡巡もしましたが、今振り返ると非常に良い決断だったと思います。
なお、ゲームについては、息子の唯一の趣味であり、また時間管理が比較的出来ているので、こちらは以前と変わらずの運用にしています。勉強後のゲーム時間は勉強する動機付けとストレス解消にもなっているので、ゲームの時間は今後もできる限り守ってあげたいなと思っています。
4月マンスリー結果とクラス昇降
復習テストが受けられなかったため、初めての4科目テストとなった4月マンスリー。
今回はテスト前1週間の通常授業の復習を後回しにして、理科と算数のテスト対策に全振りしました。
国語はAテキストのみで、春期講習以降のBテキストはほぼ捨て、社会は通常の復習以外は漢字のみ再度勉強しただけ。
理算に偏重したのは、春期講習を見ても理算でのあまりの不出来に危機感を覚え、なんとかテストで結果を出して理算の学習に前向きになって欲しいと思ったからです。
また、理算は点数が稼ぎやすいだろうという思惑も多少ありました。
蓋を開けてみると予想外の結果に。
社>60>4科目>理>算>50>3科目>国>45
国語はともかく、理算も撃沈です。
社会の謎の高得点で4科目合計では救われた形。
クラスこそ3コース昇格で、入塾時より1コースアップしました(前回組み分けで2コース降格)が、社会は完全にまぐれ当たりなので実態はかなり深刻です。
息子はコース昇格に喜んでおり、それに水を差すようなことはしたくないので、表面的には褒めておきましたが、内心ではかなり悩んでいます。
算数は計算間違いも含め万遍なく間違えており、改善の兆しが見られません。
理科は最も時間をかけて相当しっかりと復習したので、この結果はかなりショックでした。間違えた問題を見ても何故これを間違えるの不思議になるぐらいの簡単なものばかりです。
国語は最後の大問がほぼゼロ点でした。本人曰く時間がなかったとのこと。
今回は文章がかなり長かったので、息子の実力では当然の結果とはいえ、これをしっかり読んで得点している同級生がいるということも事実です。
親主導とはいえ、息子は息子なりに日々の勉強を頑張っています。
結果に一喜一憂するのは良くないと理解はしているのですが、子供が頑張った成果がこうも出ない状況が続くと、親としてはなかなかキツいものがあります。
春期講習最終日
今日で怒涛の春期講習が終わります。
春期講習を振り返っての感想は、『ただただ、時間が足りない』。
時間が足りずに間に合わないのは最初から分かっていたので、国語復習と計算コンテストを捨てる作戦を取ったのですが、それでも理科と社会の復習が間に合わず。
結局、最終日である今日の夕方と夜の勉強を含めても、理科と社会が1.5回分ずつ明日以降に積み残しになりそうです。毎日こなせたのは算数のみ。
周囲の同級生の状況を聞くと、春期講習後3時間以上勉強して、その日の宿題・復習はその日中にこなしているとのことで、40分×2回で音を上げている息子とは雲泥の差です。
小3で3時間/日の勉強に耐えられる子供達が大勢いることが衝撃です。
実は、我が家でも講習初日に、春期講習の5日間だけだからと説得し、復習が終わるまで勉強をさせようとしたのですが、本人が断固拒否したためあえなく断念しました。
息子は息子のペースでやれる範囲のことをやるしかないですね。
もう諦めの境地です。
とりあえず、明日から6日間SAPIXがない期間があるので、授業再開前に春期講習分の算数(5回)・理科(3回)・社会(3回)は復習しておきたいです。
国語(4回)の復習はちょっと無理ですね。
徐々にペースに付いていけなくなりつつあり、不安が募ります。
新4年生3月復習テスト
復習テストは旅行で受けられなかったため、後日家で解きました。
一応、時間を区切ってテスト形式で受けさせ、採点もしました。
【算数】
計算ミス、問題の読み違いでもったいない失点が多い。
最後の大問をしっかり考え、正解に肉薄するところまで行けていたのは良い。考え方はあっているので、正答を出せるまで解ききる力が不足。
息子は公文のおかげで計算そのものは早いのですが、逆に(公文の弊害で?)計算が雑な部分があります。これは日々の基礎トレ等で矯正していくしかないですね。
【国語】
漢字は親の甘い採点であれば満点だが、サピックスの厳しい採点ならかなり失点している可能性あり。丁寧に正確に書く必要性。
選択肢問題の正答率をもう少し上げたい。
記述は、ポイントは外していないが、説明不足で失点。
3月組み分けほどの撃沈ではありませんでしたが、やはり国語の得点アップにはまだまだ時間がかかりそうです。
【理科】
良く出来ていた。
理科は復習テストの前に3日ほどかけて試験対象の範囲を見直す対策を打ったので、本当の実力とは言えないのですが、理科について得意意識を持って欲しかったので敢えて万全の体制でテストを受けさせました。
理科は4年生のうちは難易度が低そうなので、復習の時間さえ確保すれば十分戦っていけそうです。
後は、春休み等の復習期間がない中で、日々の勉強に先週分の復習の時間をいかに織り込んでいくかが課題。
【社会】
6割ほどで撃沈。
社会は日々の学習でも最も時間が割けておらず、復習もできていなかったため、当然の結果です。一回回しただけでは単語が抜けてしまっています。
春期講習まであと1日半ほどあるので、5回分をざっと見直す予定。
理科同様、日々の学習に、先週以前の単元の復習をいかに織り込んでいくかが課題です。
【その他】
問題文の重要なところに線を引くことが徐々にできるようになりました。
『適当なものを選ぶ』のか『適当でないものを選ぶ』のか、『すべて選ぶ』のか『一つだけ選ぶ』のか、『漢数字で書く』のか『算用数字で書く』のか、『片側』か『両側』か等々。
問題文の読み違いでの失点が多いので、この線引きで少しでもつまらない失点を回避できるようになりたいところ。
線引きは、日々の学習の際にも徹底していきたいですね。意識せずとも線を引けるように癖レベルまで習慣化するのが目標。
3月組み分けテスト結果
3月の組み分けテストの結果が出ました。
ある程度覚悟はしていたものの、それを上回る厳しい結果に。
55>算>50>2科目>国>40
息子は現在ちょうど真ん中あたりのクラス(偏差値50+α)なのですが、1~2クラスは落ちてしまいそうです。
■算数
計算ミスは1個だけだったので、逆に、それ以外は実力で解けなかったということです。
算数はかけきた時間の割にいまいち伸びている実感がないのですが、良くも悪くも偏差値50台前半で安定しています。
■国語
国語は撃沈しました。
漢字も、選択問題も、記述問題も満遍なく失点し、過去最低の偏差値でした。
国語はもともと苦手科目なのですが、早稲アカの最後の方やSAPIXの入室テストでは、そこそこ取れていたので、若干期待していたところがありましたが、見事に打ち砕かれました。
テストの結果で一喜一憂しないとは決めているものの、息子がかなりの時間を勉強に割いて頑張っている様子を見るにつけ、そろそろ良い結果を出させてあげたいなと切に思います。
勉強時間が足りない
現在、息子の勉強時間は以下のとおりです。
①朝勉(45分) 週7日
15分:公文算数
15分:基礎力トレーニング・言葉ナビ
15分:社会・理科のSapixテキストの問題
②夕勉(15分) 週7日
15分:算数(テキスト・予習シリーズ演習問題集)
③夜勉(40分) 平日3日+土日2回×2日
算数×2、国語×3、理科×1、社会×1
1週間予定通りで勉強できたとして、公文込みで11時間40分です。
ただ、公文の時間を除くと、中学受験の勉強時間としては10時間ぐらいだと思います。
この勉強時間は僕個人の小4年時代と比べる圧倒的に多いです。
一方、SAPIXのクラスメイトと比べると少ない方なのではないかと思います。
周りの話を聞くと、勉強時間を確保するために放課後に友達と遊びに行くことを制限している家庭も増えてきているようです。我が家では、4年生で流石にそこまでは酷だろうということで、放課後の遊ぶ時間の制限には踏み込んでいません。
このように息子の勉強時間については、絶対量としては十分に多いけれど同級生と比較すると少し足りないという状態なのですが、SAPIXの課題をこなすという観点からは、1週間であと2時間ぐらい足りないというのが率直なところです。
今の勉強時間では、理科と社会は今週分を一通りさらっと回す程度しかできておらず、前週の復習もままならない状態で、定着に不安が残ります。
公文が終われば1時間半ぐらいは時間が空くのですが、まだE150(分数の掛け算)辺りでウロウロしており、小6の単元が終わるFが完了するのは小4の8月ぐらいになりそうです。その頃には塾の課題も更に増えているでしょうから、公文分の時間が加わってもさらに時間不足になりそうで、恐ろしいです。
とにかく、今は社会と理科の記憶系科目の時間が足りません。
記憶が得意な子供であれば、一回で完璧に覚えてしまうんでしょうが、残念ながら息子は単純暗記が苦手なので、何度か繰り返さないと記憶に残らないようです。
また、理科と社会の『漢字』も障壁になっています。
まだ、習っていない漢字が次々と出てくるので、それを逐一覚えているだけで時間がどんどんなくなります。
小4以降、社会の漢字に時間を取られることは聞いていたので、小3の早稲アカ時代に漢字の先取りを検討していたのですが、結局早稲アカのカリキュラムについていくのに必死で何も手をつけられませんでした。
漢字の先取りは1年生ぐらいから少しずつ進めておかないと厳しいです。
計算(公文)の開始時期が遅かったことも含め、親の認識不足で息子に負担をかけてしまい申し訳ない気持ちがあります。
先取りに賛否両論はありますが、漢字と計算ぐらいなら先取りにはなんの害もないと思いますので、平凡な子供であればあるほど早め早めにスタートした方が良いと思います。
中学受験は小4からだと世間一般には言われていますが、それは標準以上に優秀な子供に限った話で、普通レベルの子供達は小1や年長から家庭学習でしっかり準備しておかなければ、4年生以降に相当の負荷が子供にかかってしまうと思います。
最近の息子の勉強の大変さを見るにつけ、スタートが遅れた後悔ばかりが募りますが、終わったことを嘆いてばかりいても仕方がないので、短い学習時間でより効果があがる方法、長時間勉強でも息子のストレスが少なくなる方法・ストレスを解消できる環境をしっかりと考えていきたいと思います。