上京パパの中学受験奮闘記(2022年受験)

地方から上京してきた父親が長男(現小4)の中学受験に右往左往するブログです

クラス昇降とやる気の関係

暗い投稿が続いているので、一つだけ明るい話を書きたいと思います。

 

息子は4月のマンスリーで社会がまぐれ当たりし、実態はボロボロながらコースは3段階アップしました。

 

クラスアップしたとはいえ3科目偏差値は50未満で、下手をするとクラス落ちすらあった酷い内容だったのですが、そんなことは露知らず、息子はクラスアップを素直に喜んでいました。

 

このように、クラスアップはしたものの親としては手放しでは喜べない状況だったのですが、予想外のリターンがありました。

このクラスアップを契機に息子の勉強態度が少しだけ前向きになった気がするのです。

本当に小さな変化でもしかしたら一過性のものかもしれませんが、これは小2の3月から塾通いを始めて、息子が見せた初めての勉強への自主性かもしれません。

 

我が家では、家庭勉強の際の怠慢や同じミスを繰りかえしを叱ることはあっても、テスト結果がいくら悪くても怒ることはしてきませんでした。

これは息子が通塾を始めてから、常に意識してきたことです。

テストの結果についても、あまり興味がないふりをしています。

 

これは、テスト結果について、メンタルが弱めの息子にプレッシャーを与えないように配慮したものでした。また、競争心が薄い息子は、テストの結果やクラスの序列に興味がないものと思い込んでいました。

 

ところが、どうやらSapixに行っている小学校の友人の間で、『お前は何クラス?』『今回のテストでクラスが上がった?下がった?』、『〇〇君はα1に上がった、〇〇さんはαから落ちた』的な話が繰り広げられているようなのです。

 

また、息子は社交性だけは高いので、Sapixのクラスが変わる都度、すぐに仲の良い友達ができるのですが、今回のマンスリーでは仲の良い数名が同じクラスに上がれるようで、『上のクラスでも一緒に頑張ろう』という話をしているようです。

 

このように親が敢えて避けていたテスト結果の優劣やコースの序列の話が子供の世界の中では日常的な話題になっているようです。

そして、このような環境下で、内容はともかく結果的に3クラスアップした息子は、そのことになんとなく優越感や自負を感じ、これが少しだけ勉強に前向きになったという変化につながっているようなのです

 

子供達の世界に塾のクラスによるヒエラルキーが持ち込まれることの良し悪しはおくとして、テストの結果が上手く動機付けになって少しでも自主的に勉強に取り組んでくれるようになれば、こんなに素晴らしいことはありません。

 

優等生は、テストで良い結果が出る→クラスが上がる→やる気が出てより勉強する→テストで良い結果がでるというポジティブスパイラルが上手く回ってるんでしょうね。

 

一方で、テスト結果による動機付けは、結果が悪かった際には逆回転しかねない諸刃の剣とも言えます。

 

ほんの少しだけ芽生えた息子のやる気がいい方向に転がっていくことを願ってやみません。

 

 

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