上京パパの中学受験奮闘記(2022年受験)

地方から上京してきた父親が長男(現小4)の中学受験に右往左往するブログです

早稲アカ3Jクラス

早稲アカ3Jクラスは2年生の2月からスタートし、2月3月は週1回、4月以降は週2回となります。

 

【全体構成】

テキスト構成は以下の通りとなっています。

Compass(教科書)

■練成問題集(問題集)

■Weekly Compass(毎日のドリル)

 

Compassで学んだ内容を練成問題で復習、応用問題にチャレンジしつつ、毎日1ページずつWeekly Compassに取り組むことで反復学習し、知識を定着させるというものです。

1週間で全教材を回せば、1回分がきっちり復習ができるシステムになっており、基礎固めに適した教材構成だと感じました。

 

また、毎回の授業で、算数(前回の復習)、国語(予習で覚えてきた漢字)の小テストがあり、子供の意欲付けや毎週の学習のリズムを整えやすい仕組みになっています。

 

数十年前、僕は地方の中規模塾に通っていたのですが、当然ここまでシステマチックな教材構成にはなっておらず、大手は洗練されているなというのが率直な感想です。

 

【科目別の難易度】

算数は基礎問題・反復演習が多めで難易度は高くなく、一方で国語は読解問題のレベルが非常に高いという印象です。

算数は、1、2年生のうちから四谷のプリントやその他ドリルで先取り学習をしてきた子供にとっては、簡単すぎると思います。物足りないと感じるお子さんもいるのではないでしょうか。

ただ、息子はすらすら解けるのでストレスなく進められており、また小テストでも満点が取れるのでモチベーション維持にもつながっており、ちょうどいいレベル感のようです。

 

一方の国語ですが、難解な語彙、習っていない漢字(読み仮名付き)、聞きなれないトピックスと、普通の小2が初見で読み通して内容を完全に理解するのはかなり難しいと感じるレベルです。

ただ、同じ文章を素材に、視点が異なる問題を授業と復習の中で3回解くことになるため、(うちの場合は復習の際には親が横についてサポートしながらですが)3回読めばしっかり内容が理解できるようになっています。

 聞いたところでは、本を読み慣れていて読解力が高いお子さんは1回目ですぐに理解できて、3回も同じ文章を読むのは嫌がるみたいです。

 息子の場合は、文章を精読する習慣が全くないので、同じ文章を3回しっかり読み込むのは精読のいい練習になるのではと思っています。

 

【分量について】

宿題が多いことで有名な早稲アカですが、さすがに3Jの段階では恐れるほど多くありません。

ただ、やはり毎日1時間30分~50分ほどの勉強時間を確保することは必要になるため、毎日勉強することに慣れていないお子さんや他の習い事で忙しいお子さんは、初めのうちはペースをつかむのに苦労するかもしれません。

 

我が家も、習い事が多く、かつ、本人の意欲・集中力も低空飛行のため、まずは勉強時間の確保のためと朝活を始めたところ、先の記事に書いたように右往左往することになりました。

 

総評として、あくまで開始1カ月だけの経験に基づくものですが、早稲アカの3Jコースは、初級・中級の子供達が4年生からの本格的な受験準備に備えるには良いのではないかと思います。

 

我が家でも、小学2年3年の内は先取り学習で知識を蓄えるというよりは、まずは決まった時刻・時間に勉強する、授業→復習というサイクルを確立する、テストに向けて勉強するという意識づけをする等の『勉強の習慣』を定着させる時期と捉えて、焦らず地道にやって行こうと考えています。

 

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