語彙力アップ
3月のマンスリーテストの復習を少しずつこなしていっているのですが、やはり国語の読解問題が大変です。
特に論説文の語彙の要求水準は凄まじく、息子が知らない言葉を赤ペンで囲うと問題文が真っ赤になってしまいます。
これを小2年で満点を取る子がいるんですから世間は広いですよね。
そういう天才児は超難関校の受験で天才同士しのぎを削っていただくとして、凡人である我が息子は普通なりのレベルで頑張ってもらいましょう。
さて、現状の息子の力量的には、読解力云々よりは、圧倒的にボキャブラリーが足りない状況なので、早稲アカの読解問題に出てくる知らない単語については全て赤鉛筆で囲い、読解問題を一通り解かせた後に親が口頭で説明するようにしています。
ところが、知っている単語を小学生に分かりやすく説明するのは予想外に難しいんです。
たとえば、『成分』という言葉。
ネット辞書で検索すると、『成分とは化合物や混合物を構成している元素や純物質』とのことで、一つの言葉を説明により難しい語彙が5つも登場するという地獄が顕現します。
もちろん、子供は正確な意味を暗記する必要はなく、なんとなくのイメージさえできればいいのですが、とっさにその単語を簡単な言葉で説明するのは大人にとってもなかなかの難易度です。
さらに、早稲アカの読解問題には、僕も正確に説明できず辞書を引かざるを得ない単語がいくつも出てくるから大変です。
『現象』なんて言葉の意味を自信をもって言えます?
仕方ないので、自分でも怪しい単語については辞書を引いて確認してから、それを平易な言葉で言い換えて説明するようにしていました。
ところが、読解問題の度にこれらの語彙をネットで検索していると間延びしてダレた雰囲気になってしまい、結果、息子が焦れ始めるという問題が発生しました。
そこで、読解問題の中の息子が知らないであろう単語を事前に辞書で調べて準備しておくことにしました。
これがなかなか骨の折れる作業です。
夜、子供達と妻が寝静まった後に、リビングで黙々と辞書を引く父親の背中は、かなりの哀愁が漂っていることでしょう。
早稲アカの国語の課題では12~13個、物語文でも5~6個は知らないであろう単語が出てきます。
早稲アカの3Jコースでは週に新しい文章を4つ読むことになるので、週に40前後は新しいボキャブラリーに触れていることになります。
折角苦労して読んだ文章に出てきた語彙なので一度説明しただけで流してしまうのは惜しいと考え、チェックしたものは単語帳にまとめて後から復習できるようにすることにしました。
単語帳を開始したのは2カ月目の学習に入ってからなのですが、1カ月目からやっておくべきでしたね。単純計算で200個近くの語彙を捨ててしまったかと思うと勿体ないことをしました。
今からやり直せないことはないのですが、1カ月前に読んだ文章はあまり覚えてないでしょうから語彙だけ復習するのも効率が悪い気がします。というのは言い訳で、本当は単語帳作成担当の僕が邪魔くさくてやりたくないだけです。
今後読む読解文章の単語については、全て単語帳にまとめるように頑張ります。
・・・と、自分に言い聞かせています。
また、ボキャブラリー対策として、父兄間でも評価が高い『4年生までに身に着けたい言葉力1100』も一応購入しました。
ただ、現状の勉強時間では早稲アカの復習だけで精一杯なので、学校も早稲アカも休みで時間的余裕のある春休みから徐々に日々のルーティンワークに入れ込んでみようと企んでいます。
同じく語彙力を鍛える意味で、小学3年生の漢字の先取りもしたいのですが、現状の勉強時間だとちょっと厳しいかもしれません。
毎日2字だけでもやれたらいいのですが、こちらは息子のメンタルを見ながら要検討です。
しかし、国語は本当に先が長いですね。